アサヒ飲料株式会社(本社 東京、社長 米女太一) は、CSV活動の取り組みとして2019 年から株式会社リバネス※(本社 東京、代表取締役グループCEO 丸幸弘)が運営する中高生を対象とした研究助成プログラム“サイエンスキャッスル研究費”への助成を行っています。本年は「アサヒ飲料賞2023」を5件採択し、12月23日にアサヒグループ本社ビルで成果発表会を開催しました。
※教育現場での科学技術に関する教育開発事業を展開する企業。他に人材、研究、創業分野も広く手掛ける。
本助成プログラムは、研究に興味を持っているものの、費用やノウハウがなくサポートを求めている「研究者の卵」たちが第一歩を踏み出すきっかけを提供することを目的としています。本賞をきっかけにさらに研究に対する興味を深め、今後の科学技術の発展を牽引してくれることを願って実施している企画で、本年で5回目の開催となります。
「『健康』『環境』『地域共創』などの社会課題の解決に役立ち、未来のワクワクや笑顔を生み出す研究や開発」として「アサヒ飲料賞2023」に採択された 5件には、研究費用として資金を助成したほか、アサヒ飲料の研究員がリバネス社スタッフとともにアドバイザーとして参加し、約半年間にわたって各研究をサポートしてきました。
成果発表会では、採択された5チームからの研究発表に加え、質疑応答、ポスターセッションなどが行われ、審査員により最優秀賞に開智中学・高等学校の研究テーマ「カスカラ(コーヒーチェリー)ティーの開発」が選ばれました。
【開智中学・高等学校コメント】
最優秀賞をいただけて嬉しい気持ちでいっぱいです。中学生の自分たちが受賞できたことに驚いています。アドバイザーの方から最初に、どんな味にしたいのか、どんな方達に飲んでもらいたいのかを決めるとよいとアドバイスをもらって目標を明確にすることができました。半年間大変でしたが、焙煎の仕方など分からない部分を教えてもらって、中学生では経験できないような研究ができました。成果発表会ではたくさんの方にカスカラティーを飲んでもらって感想を聞くことができてよかったです。
【アサヒ飲料コメント】
当社では社会との共有価値(Creating Shared Value)を生み出す次世代育成の取り組みとして、2019年から本研究助成プラグラムに参画しており、研究者の卵である中高生たちが、本賞をきっかけに研究や社会課題などに興味を持ち、未来の社会を明るくするような価値を生み出してくれることを応援しています。
5年目となる本年も、採択させていただいた学校の生徒さんたちはそれぞれの研究テーマに熱心に取り組み、素晴らしい成果が得られました。そのパワーには当社社員も圧倒されています。アサヒ飲料では、今後も若き研究者たちの活躍を応援していきます。
学校名 | 研究テーマ | 代表者 |
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山形県立山形東高等学校 | 乳酸菌吸収率の効率化を図る | 渡辺 響子 |
群馬県立太田女子高等学校 | 酵母を安価に増やしたい ~生ゴミのアップサイクルを目指して~ |
根岸 加歩 |
開智中学・高等学校 | カスカラ(コーヒーチェリー)ティーの開発 | 池田 結香 |
創価中学校 | 乳酸菌は植物の成長にどのような影響をあたえるのか | 幸野 聡 |
京都府立桃山高等学校 | 食品保存に乳酸菌は役立つのか | 野中 美穂 |